SGHニュース

2015年10月の記事一覧

SGH文化講演会と海外研修報告会

 10月2日(金)元マレーシア大使で現在外務省地球環境問題担当大使である堀江正彦氏をお招きし、「グローバル人材~日本に必要なものは何か~」をテーマに文化講演会が行われました。自身の豊富な海外での経験から「グローバル人材になるために必要なこと」を講演していただきました。講演の中で、堀江氏は「日本人は情報発信力をもっと磨くべき」「自分を打ち出して行く勇気と度胸が必要である。」と話されていました。

 また、講演後にはSGHのドイツ研修及びマレーシア研修に参加した生徒たちが海外研修報告会を行いました。現地で触れた文化の違いや多文化共生の現状などの報告をし、実際に現地で行った英語でのプレゼンテーションを行いました。

 今回の講演会及び海外研修報告会を機に、一人でも多くの生徒が世界に羽ばたける不動岡生として、知識・技術だけでなく、コミュニケーション能力の向上や異文化理解に努めていって欲しいと思います。


  



「多文化共生」グループパネルディスカッション

 

 95日(土)の2時間目と3時間目に、3年生外国語科の「異文化理解」の英語による発表会が行われました。

テーマは前期に学習を重ねてきた「多文化共生」について、マレーシア事情を参考にし、グループの考えをパワーポイントで発表するものでした。前提となる「課題」は、日本の人口減少問題。将来、海外から様々な価値観を持った人々が日本に来て私たちと生活を共にするとすれば、どんな問題が生じるか?また、その解決策や改善策は何か?あるいは、そのような状況の中で、日本の産業を活性化させるために何ができるか?というものでした。

生徒はそれぞれの興味によって、6つのグループに分かれました。「教育」「宗教」「経済格差」「産業―伝統文化の融合」「食―米と茶」「産業―レストラン」についてのグループです。それぞれが、各ブースに分かれて、計6回の英語プレゼンテーションを行いました。わかりやすくするために、パワーポイントの他に、ゆかた姿でのプレゼン、実際に小物や、おにぎりを使っての説明など、工夫が凝らされていました。

 聴衆は、12年生の外国語科の生徒全員、保護者、中学生、教員など。各ブースを回りながら発表に耳を傾け、積極的に多くの質問が出され、プレゼンターとの活発なコミュニケーションが見られました。

最後にまとめとして、埼玉大学の桐谷正信教授からコメントをいただき、発表会は成功裏に終了しました。

 また102日には、堀江元マレーシア大使による御講演の後、7月にマレーシアでのフィールドワークを行った生徒たちによる発表が、全校生徒の前で行われました。