2024年6月の記事一覧
地学野外実習に行ってきました!
令和6年6月15日(土)、地学野外実習「足尾銅山で地学」を行いました。
地学野外実習は、年3回、希望する生徒を対象に日帰りで行う行事で、バス代は三菱みらい育成財団の助成により無料です。
今年度1回目は「足尾銅山」です。本校の理科・地歴公民科の教員が引率・講師を務め、参加人数は25名、学校に集合、バスに乗車、渡良瀬川をさかのぼり、足尾町本山坑周辺、精錬所跡、龍蔵寺、環境学習センター、松木沢、古河足尾歴史館と巡りました。
鉱床や鉱石、岩石、地質のほか、足尾の植物、森林再生、公害、環境問題についても考え、銅の歴史、鉱業技術の発達、鉱山都市の歴史等、幅広い学習となりました。次回は、日光を散策します。
日本最古の道路鉄橋「古河橋」と精錬所と大煙突
久喜市主催「高校生環境ワークショップ」に参加しました
6月16日(日)、久喜市役所で開催された「高校生環境ワークショップ」に久喜市出身の不動岡生2名が参加してきました。
昨年度の様子↓
https://www.city.kuki.lg.jp/kurashi/kankyo_animal/torikumi/kankyo_workshop2023.html
地球温暖化は久喜市にどのような影響を与えているのか?不動岡生には一体何ができるのか?というテーマで、日本大学理工学部まちづくり工学科の田島先生と大学生にファシリテーターとして関わっていただき活動を行ってきました。
まず、地球温暖化の原因や影響について書かれた”ミステリーカード”を模造紙に並べて、話し合いながら関係があるもの同士を線で繋いだり、因果関係を整理して並べ替えたりする活動を行いました。この活動を通じて、久喜市で起きている身近な課題は、気候変動をはじめとする様々な要因が複雑に絡み合って生じていることを実感することができました。
次に、班で出た意見の中から解決してみたい課題について話し合いました。1班では、温暖化によって米が高温にさらされ、白く濁って商品価値が下がってしまう問題を、加工品に利用できないかというアイディアが出ました。
2班では、これまで久喜市では育たなかったパパイヤが温暖化によって栽培できるようになりつつある、というテーマについて農家さんの状況を知りたいと関心が高まっていました。
参加した生徒たちも久喜市の視点からグローバルな課題に気づくことができ、好奇心が刺激された様子でした。
次回の活動では、専門家をお呼びして具体的なアクションについて検討していく予定です。
不動岡の探究:2年次「異文化理解」講演会
6月6日(木)、2年次の探究活動「異文化理解」において、外部から講師をお招きし講演会とパネルディスカッションを開催しました。
1コマ目は、外務省元職員・在インドネシア日本大使館駐スラバヤ総領事で、現在は「埼玉国際青年を育てる会」理事の野村 昇 様を講師にお迎えし、講演会を実施しました。野村様からは、高校卒業後、インドネシア大学に直接入学した経緯や1970年代のインドネシアにおける異文化体験、現地の人々から「日本人が、インドネシアに何を学びにやってきたのか」と問われた時に感じた複雑な思い、外務省に入省後の外交官としてのユニークな経験の数々などを、臨場感たっぷりにお話いただきました。「異文化の中では、自分の立ち位置を忘れないことが大切」とのメッセージは、これから多文化共生について自らテーマを設定して探究を進める2年生にとって大きな糧となりました。
2コマ目は、異文化理解をテーマとしたパネルディスカッション。JICA埼玉デスク・髙橋雪子 様の進行により、野村 昇 様、JICA海外協力隊としてキルギスでの活動経験のある本校教員、そして今年3月のドイツ派遣研修に参加した生徒がパネラーとなり、白熱した討論を展開しました。「海外の方が日本よりも生きやすいと感じるときは?」「多文化共生社会において起こりうる課題とは?」などのトピックに対して、パネラーの海外経験をもとにした豊富な事例が紹介され、生徒たちは真剣な様子。これから各自で進める研究に大いに参考となったことでしょう。
多文化共生の課題解決につながるどんな探究活動が行われるか、今後の展開が楽しみです!
学校祭(体育祭 + 文化祭)の様子はインスタグラムから
6月1日・2日開催の文化祭には、たくさんの方(約8,000人)にご来場いただきありがとうございました。
不動岡高校では、文化祭前に開催する体育祭(5/30実施)と併せて、1年で最大のこれらの行事を「学校祭」と呼んでいます。今年度の学校祭の様子は、公式インスタグラムからまとめてご覧になれます。不動岡生が生み出す当日の熱気を、ぜひ体感してください!