お知らせ

2023年10月の記事一覧

JICA講演会②(JICA長期研修員 ITA IBOK IBOK 様)

令和5年度10月26日、2年生探究活動の「異文化理解」選択者を対象に、ナイジェリア出身のITA IBOK IBOK様よりご講演いただきました。ITAさんは、母国ではナイジェリア中央銀行に勤務され、国際協力機構(JICA)長期研修員として今年来日、現在立教大学大学院にて国際ビジネスを学んでおられます。なお、今回の講演・質疑応答はすべて英語で行われました。


講演では、ITAさん自身が日本に来て体感したカルチャーショックをテーマとしてお話いただきました。ナイジェリア文化についての深い理解を得ただけでなく、異なる背景や価値観をポジティブに捉えるITA様の情熱とマインドに生徒も感銘を受けました。


その様子は、講演後に質問したい生徒の列が絶えないところからも見て取れました。生徒からは、「文化への異なる視点や考え方は、更に自国の文化が前進するきっかけになることがわかった。」という声が聞かれました。異文化理解を日々探究している生徒にとって、多くの気づきがある貴重な機会となりました。「私達はみんな友達である」というITAさんの前向きで力強いメッセージを受けとった不動岡生の今後の活躍が楽しみです。

10/23【野球部】小学生とのスポーツ交流事業@不動岡小学校

10月23日(月)に不動岡高校野球部は加須市立不動岡小学校の5年生、6年生を対象にベースボール型授業の出前授業を行なってきました。これは県が主催する「埼玉の子ども70万人体験活動」の中のスポーツ交流事業の一環として行なっています。

 不動岡小学校さんとは、2019年度、2022年度とコロナ禍を挟みながらも2度交流をさせていただき、今回で3度目となります。今年度はなんと過去最多の選手21名、マネージャー3名の計24名が参加し、小学生と共に楽しく指導、交流ができました。 


不動岡高校は現在でこそ、総勢33名という人数で活動できていますが、加須市内出身の部員は33名中2名ということで地元の野球部員が非常に少ない状況の中、近隣の学校では単独でチームを組み、大会に出ることが難しいという高校も少なくありません。

 顧問の私自身、これから先の野球界と本校の発展に微力ながら貢献したい気持ちを強く持っており、「野球人口を増やしたい」、「不動岡高校野球部に地元出身者を増やしたい」という思いでこの活動に取り組んでいます。

加えて、教員志望者が減少しているとされる昨今の状況下でも、本校には教員を志望する生徒が多くいます。今回は野球部の生徒のみの活動ですが、他の生徒たちにも「学校現場で指導する」という機会を増やしたいと思っています。今は教員という仕事に興味がなくても、今回のような体験を通じて、教育という仕事に少しでも興味を持ち、教員という仕事を将来の選択肢に入れてもらえればと思っています。実際、今回の参加者の中には教員を志している生徒が複数おり、実際の学校現場を経験したことでより教員になりたいという気持ちが強まった、と言ってくれています。

選手たちの普段の部活動や授業では見せない意外な一面も見られ、非常に有意義な1日になりました。10月31日(火)には加須小学校でも出前授業を行わせていただきます。

今後も引き続き、野球の普及活動を行なっていきます。小学生の野球チームなどで高校生と交流したいというチームがございましたら、遠慮なくご連絡ください。可能な限り対応させていただきます。(野球部顧問)

10/18 徒歩ラリーが行われました

快晴の下、徒歩ラリーが行われました。

羽生スカイスポーツ公園まで往復で約18㎞を、全校生徒で歩きました。

道中キヤッセ羽生に立ち寄り、ソフトクリームを食べたり一休みしたりと、生徒たちは楽しそうに過ごしていました。

羽生スカイスポーツ公園到着後は、クラスごとでの企画や生徒会のお楽しみ企画などで大いに盛り上がりました。

中間テスト開けで、生徒たちもしっかりリフレッシュできたようです。

総勢1000人を超す人数での開催ですので、近隣住民の皆さんにはご迷惑をおかけしてしまいましたが、無事に終えることができました。

ご協力ありがとうございました。

JICA講演会(JICA東京センター人間開発・計画調整課長 徳田 由美 様)

令和5年10月5日、2年生探究活動の「異文化理解」選択者を対象に、(独)国際協力機構(JICA)東京センター人間開発・計画調整課長の徳田由美様よりご講演いただきました。世界の開発途上国を中心にグローバルに活躍する国際協力・異文化理解のスペシャリストから直接お話をいただく貴重な機会でした。

徳田様ご自身の学生時代や、JICAを目指すきっかけ、貴重な派遣先の写真を交えたエピソードに生徒は興味津々で、メモを取る姿も多く見られました。

講演会後の振り返りでは、徳田様のお話にあった開発途上国の教育の現状と教育の意義についてのグループディスカッションを行いました。生徒からは「教育はその人の人格を形成するかけがえないものだと気付かされた。今の環境に感謝し、ぜひ将来は社会貢献をしたい。」という声が聞かれました。また、徳田様のメッセージの中でも「好きなこと、得意なこと、人の役に立つことの3つの重なることが使命(ミッション)」という言葉が、多くの生徒の心に残る不動岡生へのエールとなりました。

 

本校卒業生による講演会(埼玉りそな銀行 社長 福岡 聡 様)

令和5年9月30日(土)、本校2年生を対象に卒業生による講演会を実施しました。講師にお迎えしたのは、(株)埼玉りそな銀行 代表取締役社長・福岡 聡 様(96回卒)です。埼玉県はもちろん、日本経済を支える金融機関トップから直接お話をうかがう、熱気に満ちた講演会となりました。

福岡様からは、「不知の知」と題し、ご自身の不動岡生時代、銀行に就職したきっかけ、その後歩んできたキャリア等についてお話いただきました。「経済を動かし人々の暮らしを豊かにする『血液』が銀行であり、そこには利他の精神が求められる」とのお話に、大きく頷く生徒たち。そして、「失敗から学ぶ」、「自分のしたいことよりも、道徳的に正しいことを優先する」、という福岡様からのメッセージは、創設者・ 渋沢栄一翁に通じる銀行トップとしての覚悟と矜持に満ちたものでした。

講演後は質問が絶えず、福岡様にはその1つ1つに 丁寧にお答えいただきました。日本経済を支えるリーダーたる先輩の姿に大きな感銘を受けた2年生。こらから進路実現に向かっていくに彼らにとって、福岡 聡 様による本講演会はかけがえのない時間となりました。