お知らせ

2018年7月の記事一覧

学校説明会・部活動体験(第2日)

 昨日に引き続き、本日も午前中に学校説明会、午後に部活動体験を実施しました。
 早朝および午前中に台風12号の余波なのか突然の大雨に見舞われるなどしましたが、本日も多くの方に参加していただきありがとうございました。午後の部活動体験は午前中の雨により外で行う野球部・硬式テニス(男子)については体験中止となってしまいましたが、野球部は顧問による活動説明等を行いました。
 今後、部活動体験は8月9日(木)、8月24日(金)に実施いたします。また、説明会は8月25日(土)に午前中外国語科のオープンキャンパス、午後に全体の説明会を実施します。ぜひそちらにもご参加ください。


学校説明会・部活動体験実施

 台風12号の影響が心配されましたが、本日午前に第1回学校説明会、午後には部活動体験を実施しました。台風の影響による荒天の中でしたが、多くの方にご参加いただきありがとうございました。明日も午前に学校説明会、午後に部活動体験(すでに受け付けは終了しています。)を実施します。まだ台風12号の余波も心配されますが、ご参加になる方はくれぐれも安全第一にお越しください。
学校説明会


個別相談


部活動体験



SSH数学ユニット授業「シミュレーションと可視化」

7月24日から26日の3日間に亘り, 埼玉工業大学の井門俊治先生をお招きして, 毎年恒例のSSH数学ユニット授業「シミュレーションと可視化」が開講されました.
1年生17名が参加し, エクセルと3次元可視化ソフトを駆使しながら, 様々な立体や関数を観察しました.
エクセル初心者ばかりでしたが, 基本的なことから丁寧に指導して頂いたおかげで, 講座終了時には多くの生徒がエクセルを使えるようになりました.
生徒の作業の様子. 井門先生の指導を受けながら, 数式を入力しています.


生徒が作成した立体画像.
可視化ソフトを用いると, 立体を様々な視点から眺めることができるので, 生徒からは驚きの声が上がっていました.
まだ学習していない三角関数や, 三次元極座標なども扱いましたが, 生徒たちは懸命に理解に努めていました.
これから授業で学習するのが楽しみだと, 期待に胸を躍らせていました!

不動岡の熱い夏 ー夏期補習が始まりましたー

本日から全校夏期補習が始まりました。
3年生は、A期(7月23日~27日)、B期(7月30日~8月3日)、C期(8月6日~8月10日)、D期(8月20日~24日)の4期に渡り、朝8時40分から夕方16時40分まで、国語・英語・数学・理科・地歴公民の49講座に延べ1,384名が参加します。補習の合間には集中して自習に取り組んでいます。
A期には1・2年生も国語・英語・数学の補習が行われています。
授業さながらの真剣勝負!どの教室からも熱気があふれています。
健康には十分留意して・・・がんばれ!不動岡生!!




 
 







SSH生物実験実習講座「透明骨格標本をつくろう」を行いました。

 この講座は、平成30年6月7日(木)から7月20日(金)までの、のべ11回から構成され、本校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の目的である「科学的素養」の育成事業の1つとして実施しました。講座では、小型魚類等の軟骨と硬骨を二重染色して透明骨格標本を作製し、骨格の立体的な配置を観察しました。また、魚類・両生類・爬虫類・哺乳類それぞれの骨格の特徴も理解することができました。
 標本の作製に先立って、受講した生徒は、「二重染色による透明骨格標本の作製」についてスライドによる講義を受け、実験実習の概要と染色と透明化の原理を学習しました。また、標本作製の途中の7月14日(土)には、映像とスライドおよび実物のニホンジカ等の骨の観察を含む講義により、脊椎動物の骨格について比較解剖学的に幅広くかつ深く学びました。


「二重染色による透明骨格標本の作製」のスライドによる講義

 標本の作製は、標本にする小型の魚類(琵琶湖産小アユ、金魚、メダカ等)や両生類(ダルマカエル)を購入または採集してホルマリンで固定することから始めました。標本にする個体の内臓と鱗を除去し、漂白した後、アルシアンブルー染色液で軟骨染色しました。その後、約1ヶ月間、水酸化カリウム水溶液に浸漬して透明化しました。次にアリザニンレッド染色液で硬骨染色した後、エタノール脱水、グリセリン浸透して標本を完成させました。生徒一人ひとりが継続的に全行程を行い、標本が完成するまでの過程を体験しました。 

 透明骨格標本の作製過程の記録


軟骨染色:アルシアンブルー染色液に約2時間浸漬



透明化:KOHに約1ヵ月浸漬


硬骨染色:アリザニンレッド染色液に約2時間浸漬


脱水:50%エタノールに浸漬(アユ)

 標本の作製において使用する染色液等の調整は生徒が主体的に行いました。まず調整する染色液の成分とその割合、脱水や透明化、グリセリンの浸透などに使用する各種類の溶液の濃度とその使用量から量り取る原液の体積や粉末の質量を計算して求めました。次に、試薬等の計量方法と調整手順を検討し、使用する器具を考え、実際に染色液等を調整しました。実験の基本である試薬の調製を体験的に学習しました。



防腐剤(チモール)をグリセリンに溶かす


標本をスクリュー瓶に移す

 講座の最後に、学名等を記したラベルを瓶に貼り、作製したいろいろな種類の透明骨格標本を比較して観察しました。


完成した透明骨格標本(金魚)

 この講座を受講した生徒は、いろいろな脊椎動物の骨格について、体系的な知識を持つことができました。それは、教養や知見を広げるとともに生物学の学習意欲と生命科学分野への進学意識の向上につながると思います。