2017年7月の記事一覧
SSH科学英語プレゼンテーション講座
この講座では、英語での講義・体験型ワークショップをとおして、英語プレゼンテーションの基礎を学びます。
平成30年度実施予定のSSHアメリカ研修をはじめ、SGHドイツ、オーストラリア、マレーシア等本校の海外研修に参加する生徒たちも加わり、グローバルコミュニケーターを目指してチャレンジと成長の2日間となりました。
学校説明会の実施
内容は、概要説明・校内見学・個別相談・部活動見学となります。
明日(7月29日・土曜日)の第2回学校説明会分までは申し込み受け付けを終了しておりますが、第3回~5回、中学生向け特別講座(英会話・プログラミング)・土曜公開授業、入試問題解説など企画をご用意しておりますので、是非、ご来校ください(お申し込みはHPにて)。
SSH東京大学サイエンスツアー
鍵裕之教授と平田岳史教授に講義と研究室の案内をしていただきました。
鍵先生による地球科学の講義
地震が発生する前後で、ラドンの濃度に変化がみられるため、地震を予測する手段として注目されている。
全体の講義の後に、2班に分かれての研究室ごとの研究内容の講義と見学を行いました。
平田教授による地球誕生からの環境の変化についての講義
鍵教授による高圧条件下での氷の結晶についての講義
実際の研究で使っている高圧装置
理学部5号館前での集合写真
なかなか見ることのできない最先端の研究に触れることができ、大変良い機会となりました。
SSH 卒業生による特別講義
ブータン王国名誉総領事の御来校
本日は、在東京ブータン国名誉総領事の徳田ひとみ様と同総領事補佐鈴木陽平様による『大使館発、世界がわかる授業』を行いました。
徳田氏は、ブータン王国の国民性や政治体制に精神的な豊かさとしての理想の姿を捉え、同国が他国の援助の基、環境を破壊しないという理想に沿った独自の経済発展を遂げるならば、それは全世界の指針になるであろうという信念のもと同職にあたっています。
本日は、ご自身の経験を交えながら、ブータン王国の文化の特徴や歴史的背景、同国の幸福の捉え方などお話頂きました。参加した生徒は、我々日本人が定義する幸福感と全く異なる視点のあり方に触れたことで、大いに視野を広げる貴重な機会となりました。
また、世界で活躍するには大いに勉強し、日本の歴史や文化を現地で説明できるよう十分に学問に取り組むよう励ましの言葉を頂きました。
『品格あるリーダー』の資質について研修を深めることができました。大変ありがとうございました。
SS数学ユニット講演会を行いました。
講師として筑波大学の准教授田崎博之先生をお招きし、微分幾何学という分野を学習しました。
これは、立体図形を平面に変換するときに利用される考え方で、講演では実際に計算するなど手と頭を使いながら臨みました。
大学2年生程度の内容に苦労しながらも、本格的な数学に触れることができた貴重な機会となりました。
SSH生物実験実習講座「ウニの受精と発生を観察しよう」を行いました。
材料として卵が大きく透明度の高いタコノマクラ(Clypeaster japonicus)を用いて、受精と発生の様子を観察しました。最初に生体と成体の骨格標本を観察し、五放射相称、歩帯と間歩帯、口器、肛門の位置を確認しました。次に生徒一人ひとりが卵を受精させて、自分が受精させた胚が発生していく過程を継続的に観察しました。また、受精卵を8℃、15℃、室温、30℃の各温度で発生させ、温度による発生速度の違いも確かめました。
●KClを注入して採卵・採精する。
受講した生徒は、採卵・採精の方法や受精で受精膜が上がる様子、初期卵割、原腸胚、プリズム幼生、プルテウス幼生の各発生段階の形態を実物で観察し、ウニの発生を体験的に学習することができました。
●精子を希釈し、未受精卵に滴下して受精させる。
二日目と三日目には、偏光板を光学顕微鏡に装着し、炭酸カルシウム結晶の複屈折性を用い、原腸胚後期およびプルテウス幼生の骨片を光らせて観察しました。
●プルテウス幼生の骨片
観察の要所で行った講義では、「棘皮動物の系統分類と特徴」や「ウニ卵の発生」について、映像とスライドで体系的に幅広く深く学びました。
この講座を受講した生徒は、生命の誕生や生物の体の作り方について興味を持ち、生物の学習意欲向上や生命科学分野への進路選択につながると思います。
SSH化学実習講座を行いました。
今回の講座では、東京大学アイソトープ総合センター センター長の鍵 裕之教授に
地球化学について、ご指導いただきました。
生徒は、1,2年生の19名が参加し、海水中の二酸化炭素の化学反応や海水の緩衝作用、
地球内部環境下での物質の挙動(ルビーの合成)に関する実験を通して、
地球環境における化学や最先端技術についての理解を深めました。
◆ 海水のpHの測定
◆ ルビーの合成実験
実験終了後には、大学院生との懇談会を行いました。
研究や大学生活などたくさんの話を聞くことができ、
進路について考えるよい機会となりました。
◆ 大学院生との懇談会