マレーシア・シンガポール海外研修を実施しました!
3月22日(土)から3月28日(金)にかけて、マレーシア・シンガポールへ、138回生(現3年生)10名と139回生(現2年生)(引率2名 英語科・生物科)が行ってまいりました。
コロナパンデミックを挟んで、実に6年ぶりの開催となりました。今回の研修はイスラム教におけるラマダン(断食)期間中であったこともあり、宗教間での文化の違いなどを強く感じることができる良い研修となりました。
3月22日(土)緊張の面持ちで成田国際空港を出発しました。139回生は台湾修学旅行前であったため、初飛行機・初海外となった生徒も多かったようです。MST19:00 クアラルンプール国際空港に到着。ガイドの方にバス内にてマレーシアの基本情報について、紹介を受けながら ホテルに到着し、1日目を終えました。
3月23日(日)AMはクアラルンプール市内を視察し、主に国立モスク・独立広場を見学しました。事前研修にて、イスラム教について、調べ学習を行っていましたが、実際に現地にて体験することで、より学びを深めることができたようです。PMは現地学生とのB&Sプログラムを実施し、英語で交流しながら、クアラルンプールを散策する様子が見られました。
3月24日(月)AMはイオンマレーシア株式会社様を訪問させていただき、現地での経営戦略等について、ご講義をいただきました。その後実際に、店内を見学させていただき、日本とマレーシアのスーパーマーケットの違いを比較するなど、良い学びの機会となりました。PMはカンポンビジット(村でのホームステイ)のため、ハングリス村を訪問しました。全てのホストファミリーがマレー系のため、ムスリムの生活様式やを体験することができました。生徒は英語とマレー語を組み合わせながらコミュニケーションを図り、子どもたちとの交流や日本文化の紹介など、それぞれの生徒が各ホームステイを楽しんでいました。
3月25日(火)AM、ホストファミリーとお別れし、出発しました。2時間ほどバスに揺られ、UKM(マレーシア国民大学)に到着し、現地学生に温かく迎え入れていただきました。PMは、UKMの学生へ向けて、本校の生徒が日本文化についてプレゼンテーションを英語で行いました。大学院生と活発なディスカッションを行ったり、質問したりするなど、日々の英語学習や、本校における探究活動やリベラルアーツ教育の成果を存分に発揮している様子が見られました。
3月26日(水)クアラルンプールを後にし、シンガポールへ向け出発しました。途中、世界遺産湾岸都市「マラッカ」を見学。オランダ統治時代の街並みや東南アジアでは類を見ないユニークな街並みを視察しました。その後ジョホール・バールを経由し、陸路でシンガポールへ入国しました。島国で生活している我々にとって、陸路で他国に入国する経験は非常に興味深いものでした。隣国であるマレーシアとシンガポールの違いに驚きながら、ホテルに到着しました。
3月27日(木)AMは生徒のみでシンガポール市内を班別研修で見学しました。先進都市シンガポールでは、デジタル化が進んでおり日本とシンガポールの比較を考える良いきっかけとなったようです。PMは22名でマーライオン・ガーデンズバイザベイ等を見学しました。23:00チャンギ空港を出発、28日(金)AM7:00 羽田空港に到着し、帰国しました。
〈生徒の感想・一部抜粋〉
<参考>アンケートより※一部抜粋
「国籍の違う人とコミュニケーションをとる楽しさと、 積極的に行動することの大切さを実感しました。」「一番学びになったことは、カンポンビジットを通して、 自分たちの生活が当たり前ではないことを知ったことです。 今後グローバル化が加速すると思うので自分の国の「当たり前」 にこだわらず、たくさんの国際交流をしたいと思いました。」「 標識や食品表示は多言語で書かれており、 ハラルマークも実際に見ることができて多文化共生を生で感じることができました」「特に宗教の違いに衝撃を受けました。日本にいると、 イスラム教の人を見かけることが少ないので、 半数以上がイスラム教徒の国に行くというのは貴重な経験でした。 トイレとお祈りが1番宗教の違いを感じました。」「多文化共生のマレーシアに行き、自らも体験することで、 相手の文化を知ること、 更にはリスペクトを持つことがいかに大切で、 日本人にはいかにそれが難しいかが分かりました。」
生徒にとって、異文化(特にイスラム圏)と英語・マレー語への視野が広がった海外研修であったと思います。今回の研修で学んだことをどのようにキャリア形成につなげていくのか、またどのように日本に還元していくか、今後の活躍が楽しみです。