校長日誌

1月8日(木)進取の気風No.446「3学期始動」

 晴れ最高気温10度。朝方はかなり冷え込みましたが、白い息を吐きながら不動岡生たちが元気に登校する姿が見られました。本日は3年生は来週の大学入試共通テストを控え演習中心の特編授業、1,2年生は英国数の課題テスト(数学は90分)、午後から軽音楽部(バンド名:コークスクリュー)全国大会出場の壮行会と3学期の始業式をFホールからライブ配信で行いました。

 校長講話の冒頭で、元日に不動尊總願寺で引いたおみくじの運勢を披露しました。今年の運勢は「小吉」でした。去年は「中吉」でしたが今年も微妙なところです。ちなみに、浅草寺のおみくじは「凶」が30%、「大吉」は15%なので「凶」を引き当てる確率が高いそうです。ある5人家族がおみくじを引いたら全員が「凶」だったという話を聞いたことがあります。「大吉」でも油断せずに気を引き締め、「凶」なら浮かれたところを反省して慎重かつ確実に事を進めるよう努める、それで良いと思います。

 校長講話では、パナソニックホールディングスを一代で築き上げ、経営の神様と言われた、松下幸之助氏の有名な言葉を取り上げました。

 「『失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければそれは成功になる。』当たり前と言えば当たり前な話ですが、貧困により幼少期から丁稚奉公に出され、学はなくても働きながら学び続けて様々な商品を開発し、何度も経営に失敗しても再建に努めて、大企業の創始者となった松下氏のこの言葉には含蓄があります。

 確かに失敗してあきらめてしまう人はいるでしょうが、実際は失敗するという経験さえない、つまり、勇気を出してやってみることさえしない人の方が多いのではないかと思います。たとえ失敗したとしても、それを単なる通過点だと思って成功するまで挑戦し続けることで、失敗も含めてそれは成功となる。これは美談のように聞こえますが、真実だと思います。

 勉強でも、部活動でも、好きなことをやっていても上手くいかないことは誰にでもあるはずです。うまくいかないから、自分には才能がないとあきらめたり、自分は他の人より条件が良くないと自分以外のせいにしたりする、実際はそんな人が多いのではないでしょうか。

 ただ、ここで私が気になるのは、この『成功』の捉え方です。企業であれば売れ筋の商品を開発できたことが成功なのかも知れませんが、一人一人の『成功』の捉え方は異なるはずです。ですから、まず、自分にとっての『成功』とは一体何なのかを具体的に言える状態にしないといけません。ある意味、この『成功』とは『目標』と言い換えても良いかも知れません。

 新年を迎え、1つの区切りとして、不動岡生の皆さん一人一人に、自分にとっての『成功』を思い描いて欲しいと思います。そして、自分なりの『成功』を思い描けたら、是非とも『成功』するまで愚直に迷わず努力を続けてみてください。

 もちろん志望大学に合格することは『成功』だと思いますが、人生における『成功』となるかどうかはまだわかりません。つまり、『成功した』と思ったらそれがゴールではないかも知れません。私は、『成功する』=『幸せになる』ことだと思っています。自分が『幸せな状態』になり、他人をも『幸せにする状態』にすることこそが『成功』だと思っています。あなたにとっての『幸せ』とは何でしょうか。是非考えてみてください。」

 それでは、不動岡生の皆さん、ともにこの1年を良い年にしていきましょう。